ご相談内容
被害者 | 40代 専業主婦 |
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部位 | 右脛など |
傷病名 | 骨折 |
後遺障害等級 | 12級13号 |
最終獲得金額 | 1120万円 |
相談者は、交差点を歩行中に、相手方の運転する普通自動車に追突され、足の脛を骨折するなどの怪我を負った。
その後、通院治療を続けていたものの、骨折の治癒の過程で変形や痛みなどの後遺症が残ってしまい、12級と認定された。
しかし、保険会社からの提案が相談者の過失が5%あることを前提とするもので、到底納得がいかなかったため、相談するに至った。
サポートの流れ
保険会社と交渉段階での示談を目指して交渉したものの、事故の態様について双方間での認識の齟齬が埋まらなかったほか、訴訟に移行することとなった。
解決内容
事故態様をつぶさに検証し、あらゆる証拠に基づき主張立証を行った上、過失についてはゼロであると強く求めた。
また、逸失利益についても、専業主婦といえど家事労働があり、このたびの後遺症によって家事労働への現実的な差支えが生じていることを丹念に主張立証し、その結果、過失はない前提で勝訴的な和解を成立させることができるに至った。
所感(担当弁護士より)
保険会社やその担当者によっては建設的な協議交渉ができない場合もしばしばあり、ケースによっては速やかに訴訟に移行した方が好ましいこともある。
弁護士が訴訟提起した場合は、判決に至る際には弁護士費用相当額として認容額の10%が別途認められることになるため、訴訟に移行することは後ろ向きに考える必要はないと考える。