ご相談内容
被害者 | 50代 会社代表 |
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部位 | 頚椎 |
傷病名 | 頸椎捻挫 |
後遺障害等級 | なし |
最終獲得金額 | 100万円 |
自動車運転中に、後方から自動車が衝突してきたため、頚椎捻挫の傷害を負ってしまった方からの相談でした。事故後、数カ月間通院した後に、弊所にご相談にいらっしゃいましたが、早期の解決を強く希望していらっしゃいました。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | – | ||
入通院慰謝料 | 60 | 100 | 40 |
休業損害 | 0 | ||
逸失利益 | 0 | ||
後遺障害慰謝料 | 0 | ||
合計 | 60 | 100 | 40 |
単位:万円 |
ご本人のご希望は早期解決でしたので、訴訟でなく、保険会社と交渉して保険金額をご本人の希望金額まで可能な限り近づけることとしました。そして、保険会社からの和解金の提案書を精査したところ、通院慰謝料金額を増額する見込みがありました。また、ご本人は、建築関係の会社代表者で、自ら現場作業も行っていましたが、事故後しばらくの間は現場にでることもできず、その分、会社の収入が減収したという事情もありました。このような間接損害を請求するには、基本的には訴訟にならざるを得ないところですが、慰謝料の金額を引き上げる材料として、このような間接損害を利用することとしました。
解決内容
ご本人には、事故後に出向くことができなかった現場の資料(どこの現場か、報酬はいくらか等)をまとめていただき、その資料を利用して、間接損害が成立する見込みがあることを提示し、さらに通院慰謝料の金額を100万円とし、同金額を受け入れて支払ってくれるのであれば、間接損害は別途請求せず、事件解決としたいと主張し、保険会社と交渉しました。なお、裁判所の通院慰謝料相場が100万円だったことや、ご本人の希望から、通院慰謝料の金額を100万円と設定しました。こちらからの提案の数日後に、こちらの提案をすべて受け入れると保険会社から回答があり、その約1週間後には、保険金の入金が確認できました。
所感(担当弁護士より)
依頼者の方によっては、可能な限り賠償金額を増額することを希望する方もいれば、本件のように早期解決を強く希望する方もいらっしゃいます。このように依頼者の方のご希望に沿うように、交渉、訴訟方針等を決めていくよう心掛けております。本件は、法律相談後、わずか2週間程度で増額された保険金を受け取ることができたため、依頼者の方には、非常に喜んでもらえました。