ご相談内容

被害者 40代 男性
部位 手のひら・腕・手関節
最終獲得金額 104万円

自動車とバイクの交通事故にあわれた方からのご相談でした。ご相談者様は,バイクを運転されており,衝突によって転倒し,手のひらと腕を強打したというお怪我を負いました。事故直後は激しい痛みを感じ,その後,約6カ月半の通院の間も痛みが引かずつらい思いをした事故です。そのような中で治療が終了し,相手方の保険会社から提示された慰謝料が25万円でした。ご相談者様は,ご自身の経験した痛みと長期に及んだ治療に対する慰謝料の金額があまりに低額を感じ,その金額が妥当なのかどうかというご相談から依頼を受けました。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
慰謝料 25 100 75
その他 4.5 4.5 0
合計 29.5 104.5 75
単位:万円

相手方から提示された提案を確認しますと,ご相談者様の過失は前提とされていませんでした。そうすると,ご相談者様の過失がないにもかからず,慰謝料が25万円という提案をされているということになります。そこで,当方からは,ご相談者様は,手関節の痛みが続いた状態で通院を約6カ月半の継続していることを考慮すると,慰謝料が25万円との提案は,低額に過ぎるという主張を行いました。

解決内容

依頼を受けてから,相手方の保険会社と交渉を継続し,約1カ月半で相手から慰謝料100万円との提示を得ました。傷害慰謝料が,100万円となり,早期解決の点も考慮するとご相談者様としては,納得できるという結論となりましたので,合意に至りました。

所感(担当弁護士より)

ご相談者様は,いわゆる「相場」などを考えたことはありませんでしたが,数カ月間にわたる手関節の痛みが25万円にしか評価されないということを疑問に思い,念のためご相談に来られたことがきっかけでした。相手からの提案の意味がどのようなものであるのか,一度弁護士に相談してみることで相手から取得できる金額が増加という結果になった事例です。相手方と書面の取り交わしを行う前にお気軽にご相談いただきたいと思います。