ご相談内容

被害者 20代 女性(専門学校生)
部位 顔面
傷病名 頬骨骨折、裂傷など
後遺障害等級 7級
最終獲得金額 1050万円

相談者が自転車で横断歩道を青信号で横断しようとしていたところ、信号無視の加害者車両が衝突してきた事案。相談者は衝突され転倒した際に路面にしたたかに顔面を打ちつけてしまったため、頬骨骨折や顔面裂傷などを負った。治療の末、顔面に大きいな傷跡が残ってしまった。

サポートの流れ


まずは後遺症の認定申請手続きを行い、その結果、7級12号と認定され、それを前提に相手方保険会社と交渉を開始した。

だが、相手方保険会社は専門学校生であるとして逸失利益を認めなかったほか、その余の慰謝料等に損害項目についても裁判基準に満ちる提案に応じなかったため、訴訟を提起するに至った。

解決内容

相手方保険会社は顔面醜状自体で就職の機会が全面的に奪われたり、収入面で長期的に不利になることは限定的であるとして、金額面で減額を求めて争ってきたものの、相談者の専門学校が美容系であり就職に直接影響することは避けられないこと、その結果、収入にも長期にわたって不利益を被ることが予想されることを主張し、最終的には当初交渉段階で相手方保険会社から提案されていた金額のおよそ2倍の金額での和解が成立することができました。

所感(担当弁護士より)

保険会社や担当者によって後遺症案件に対する賠償提案が大きく異なることは珍しくなく、納得がいかないということであれば、しっかりと訴訟において責任を求めていくことが大切なケースが多いことから、本人のみの交渉で安易に示談に応じない方がいい場合もあり、まずは弁護士への相談をおすすめします。