ご相談内容
被害者 | 30代 主婦 女性 |
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部位 | 肘 |
傷病名 | 肘関節の可動域制限 |
後遺障害等級 | 12級 |
最終獲得金額 | 1220万円 |
ご本人は、バイクを運転していたところ、後方より自動車に追突されたという事案でした。事故後、約6か月ほど通院することとなり、その通院している最中に、弊所にご相談にいらっしゃいました。当初は、後遺障害の話は主治医とは出ていなかった模様でした。ただ、ご本人曰く、肘が動かしずらくなっているとのことでしたので、後遺症診断書を作成する際には、肘関節の可動域を計測してもらってはどうかとアドバイスしました。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | 非該当 | 12級 | – |
入通院慰謝料 | 90 | 110 | 20 |
休業損害 | 30 | 90 | 0 |
逸失利益 | 0 | 730 | 730 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 290 | 290 |
合計 | 120 | 1220 | 1100 |
単位:万円 |
治療が終了し、症状固定となり、後遺症診断書が作成されたため、保険会社を通じて後遺症の申請を行いました。しかし、結果は、後遺障害等級は非該当でした。異議申し立てをするか否か、ご本人と打ち合わせた上で、やはり納得できないとのことでしたので、異議申し立てをすることとし、主治医に面談に行きました。なお、ご本人から、肘関節の可動域の計測の際に、医師が腕を強く引きながら計測されたと伺っていましたので、計測方法にも問題があるのではと考えておりました。
解決内容
主治医と面談し、肘関節の可動域が問題になると再認識し、面前で再度、肘関節の可動域を計測してもらいました。そうしたところ、医師は必要以上にご本人の腕を引っ張ったり、曲げたりしながら計測していたため、計測を中止してもらい、可動域の計測方法について詳しく説明したり、医師と綿密に相談し、その後、再度、可動域の計測をしてもらいました。そうしたところ、後遺障害等級12級に相当する可動域制限が見られたため、これをもとに異議申し立てを行ったところ、異議が認められました。
所感(担当弁護士より)
特に可動域制限については、医師のさじ加減で大分異なった結果となってしまいます。そのため、実際に医師と面談し、どのように計測しているのかも含めて、確認することが重要です。